35歳で独身ってことは一生独身かも。
頑張って貯金しなくちゃ。
20代からコツコツ貯金して結構貯まってます!
だけどこれって多いの?少ないの?
「将来は年金がもらえなくなる!」
「老後は2000万円必要。」
そんな話を聞いてからか、20代からコツコツと貯金をしてきたあなた。
いつのまにか30代になり、このまま一生独身のままじゃないかと不安に。
独身だと頼れるのは自分だけ。
自分のお金は自分で用意しなければなりません。
だけど一生独身だとして、いったいいくら貯金したらいいの?
目標金額が分からないまま貯金を続けると
- 将来の老後資金が不足する
- 今お金を有意義に使えない
といった問題が生じます。
今も楽しみたいし、将来も苦労したくない。
そこでこの記事ではの30代の女性がシングルで生きていくのに必要な貯金額を考えていきます。
実際必要な金額は人それぞれですが、平均で退職までに1000万円と考えて良さそうです。
あなたの場合の具体的な金額を知ることで、老後資金の不安が解消されるはずです。
私は30代半ばで1000万円貯めました!
今全然貯金がないよ~って人もこれから考えていけば大丈夫だよ!
まずは実際に35歳の独身女性がいくら貯金しているのかみてみましょう。
ちなみに私は35歳で1000万円に到達して結構多いと思っていたのですが、ネット上ではこんな厳しい意見も(泣)
え!
2000万円も貯めてるの⁈
それでは実際のデータをみてみましょう。
35歳の独身女性というデータなかったので、30歳の単身世帯のデータを紹介します。
「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和2年・金融広報委員会)」によると、30代の単身世帯男女の平均貯蓄額(金融資産保有額)は327万円です。
※平均額というのは該当者全員の貯金額を合計して割った金額です。
この場合一部のお金持ちによって実際の金額が引き上げられてしまいます。
例えば貯金0円の人が3人、1億円の人が1人がいたら平均額は2500万になってしまいます。
中央値だと70万円です。
※貯金の少ない人と多い人を省いて、中心に集まった人の平均値です。
より現実的な値に近くなります。
貯金が0の割合は31.1%となっています。
あれ?思っていたよりも30代の貯金額って少ないかも。
では次に実際必要な老後資金について考えてみましょう。
老後に必要な貯金額は、
(ひと月の老後の生活費-ひと月の収入)×12か月×老後年数
です。
例えば老後の生活費がひと月15万、収入(年金等)が12万だと毎月3万円不足。
老後25年だとすると、3万円×12か月×25年=900万円
です。
生活費や収入、寿命は人それぞれ異なります。
そのため必要な老後資金も人それぞれ違うのです。
それでは具体的な値についてみていきましょう。
老後というのは退職後~寿命までの期間です。
この間に不足する金額を貯金等でまかなう必要があります。
女性の平均寿命は、令和3年度版の厚生労働省の調査によると85.57歳です。
コロナのせいで前年より0.14年ほど短くなっています。
ちなみに男性の平均寿命は81.47歳だよ。
90歳まで生きる人の割合は、1980年生まれの女性で21.2%、2000年生まれの女性で38.8%です。
これらを考慮すると、90歳まで生きると仮定して老後資金を用意したようがよさそうです。
年金の支給が始まる65歳から90歳までだと25年分だね。
ちなみに女性の場合、平均寿命と健康寿命との間には12.06年の差があります。
(厚生労働省「第16回健康日本21(第二次)推進専門委員会資料」(令和3年12月)参照)
この差を縮めることで、老後の介護費や医療費分を節約できるね。
総務省のデータによると、令和2年度分の独身者の生活費はひと月約14万円になっています。
内訳は以下のとおり。
項目 | 65歳以上単身無職世帯の支出 |
---|---|
食費 | 35.581円 |
住居 | 12.392円 |
光熱・水道 | 12.957円 |
家具・家事用品 | 5.328円 |
被覆・履物 | 3.181円 |
保険医療 | 8.246円 |
交通・通信 | 12.002円 |
教養娯楽 | 12.910円 |
その他の消費支出 | 29.549円 |
非消費支出(税金、保険料など) | 11.541円 |
合計 | 144.687円 |
私はたぶん賃貸だから、住居費はもっとかかるかな。
食費はもう少し抑えられそう。
同じ総務省のデータによると、令和2年度分の独身者の収入はひと月136.964円となっています。
このうち年金(社会保険料給付)は121.942円です。
差額は事業や内職、仕送りなどです。
ちなみにフリーランス等で国民年金のみだと、約5万円になります。
満額納付すると月約6万5千円(年約78万円)です。
それでは実際に平均的な65歳以上の独身者が必要な貯金額を計算してみましょう。
(収入)136.964円-(支出)144.687円=ー7.723円
7.723円×12か月×25年=2.316.900円
平均だと230万円くらい用意すればいいね。
思ったより少ないかも。
上記はあくまで平均です。
例として私「やまりこ」の場合をみてみましょう。
(収入)100.000ー(支出)150.000円=-50.000円
50.000円×12か月×25年=15.000.000円
平均より全然多い(泣)
将来年金は今より減るだろうし、もっと長生きするかもしれないから2000万円くらいは用意しておいた方がいいかも…。
今貯金が1000万円あるので、残りの1000万円を30年間で貯めるとすると、
ひと月の貯金額は
1000万円÷30年÷12か月=27.777円 です。
20年で貯めるなら41.666円。
私は2000万円貯めないといけないから30年だと55.555円だー。
そんなに貯められないよぅ。
- 30代単身男女平均貯金額は327万円、中央値は70万円
- 老後に必要な資金は、『(ひと月の老後の生活費-ひと月の収入)×12か月×老後年数』
- 老後に必要な貯金額は人それぞれ。まずは自分の場合の収支を確認してみよう。
次回は実際にどうやって貯金をしていくか説明するよ!
私でも貯められるかなぁ?